旅の無事を祈り「お守り」とされてきた厳島神社本殿下の”お砂”を粘土に混ぜて作る宮島御砂焼。
宮島大聖院にて”お焚き上げ”された「折り鶴の灰」から作った釉薬「折り鶴灰釉」を掛けて作った小さなピアス。
お守りのように、身につける人の幸せと平和への思いを込めたアクセサリーが生れました。
第18回 ひろしまグッドデザイン賞 奨励賞 受賞
ストーリーを身につけるアクセサリー
折鶴のモチーフを4つのパーツに分け、幾何学模様のデザインにすることで、折鶴にこめられた願いやストーリーを、さり気なく身につけることができます。
小さな陶器のカケラ。そのひとつだけを見れば折鶴をモチーフにしているとはわかりません。小さなカケラに込められた平和への想いは、身につける人だけがわかっています。
“カタチではなくストーリー”を身につけて、出かけませんか?
4つのパーツを2つずつ組み合わせています。
赤とグレーの2色展開、合計4種類の中からお好みのデザインを選ぶことができます。
¥4,200.-(¥4,620.-/税込)
・手作りの陶器の為、色やサイズが多少異なる場合がございます。
・小さなお子様やペットが誤飲しないよう、手の届かない所に保管してください。
・繊細な作りの為、強い力を加えたり、引っ張ったりすると破損する恐れがあります。お取り扱いには十分ご注意ください。
・ご使用後は、やわらかい布などで汚れや油分をふき取り、アクセサリー用の袋などに入れて保管してください。
・体質・体調により、まれにかゆみ・かぶれを生じる場合があります。皮膚に異常を感じた時は、ご使用をお止めいただき専門医にご相談ください。
折り鶴お焚き上げの灰から作った「折鶴灰釉」とは
広島平和記念公園にある「原爆の子の像」へは、日本国内をはじめ世界各国から折鶴が捧げられており、その数は年間約一千万羽、10tにものぼります。
広島市は平和を願う思いのこもった折鶴を活用するため、絵ハガキや包装紙へ再生など様々な取り組みを行なっています。
そうした「折鶴の昇華」の取り組みの中、宮島最古の寺院「大聖院」では「折鶴のお焚き上げ(護摩供)」が行われています。
お焚き上げに使われる火は、弥山山頂にある「消えずの霊火堂」で1200年間燃え続けている「消えずの霊火」です。
(消えずの霊火は平和公園で燃え続ける「平和の灯火」の元火のひとつにもなっています。)
対厳堂は、お焚き上げ後の「灰」を譲り受け、焼物の釉薬として調合し「折り鶴灰釉(おりづるはいゆう)」を作り、その釉薬を使ったオリジナルの商品を制作しています。
折鶴灰釉香炉 祈り -INORI-
折り鶴をモチーフにした「香炉」です。
全体に折鶴灰釉を掛けて焼成しています。
三代 山根興哉の手による大変、繊細で気品のあるデザインです。
2022年5月 岸田総理がバチカン訪問時、ローマ教皇へ贈呈されました。
*2017年 ひろしまグッドデザイン賞 受賞。
*「折鶴香炉 祈り」は、完全受注生産となっており、オーダーいただいてから1年くらいお待ちいただいております。
折り鶴ランプ 燈 -AKARI-
「折鶴灰釉」を台座の部分に使い制作したランプです。
原爆の子の像のシルエットをイメージさせるランプの形状と、そこに彫刻された折鶴。
ろうそくのやわらかな燈が、おだやかに、やすらかに、そっと寄り添います。
折鶴に託された平和へ願いを、やさしい燈〈あかり〉から感じていただけるよう、思いを込めたランプです。
2023年3月 岸田総理がウクライナ訪問の際、ゼレンスキー大統領へ贈呈されました。
2023年5月 G7広島サミットにて、廿日市市長よりサミット首脳陣へ贈呈されました。